あらすじ

世界はいつも曇っていた。 何もかもが薄い膜を隔てたように虚ろで、ただ流されるだけの人生。 だが、白い光に呑まれたその夜、俺は異なる世界へと堕ちた。 二つの太陽が燃え盛る大地。 そこでは魔物が人を喰らい、村人は水ひと桶のために命を賭ける。 俺は“加護”を得て強くなった。……だが、その強さは祝福ではない。 煙と毒にむせぶ森の奥、俺は群れるゴブリンを潰し続ける。 子も女も、血を吐いて咽ぶものも関係ない。 鉄棒を振るい、頭蓋を砕き、命を屠るたびに――俺は人から遠ざかっていく。 これは生存の物語。 村を守るために、俺は魔物となる。 曇天の世界で、生を掴むために。

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カクヨム
カクヨム2025/11/15
  • 現在の作品年上貴族の婿に入ったら生きる道が見えてきた気がする~自分の生きる場所は異世界にあったんだ~