あらすじ
死は終わりではない。
魂は冥府行政庁へと流れ込み、十王の法廷で段階的に裁かれる。
事実、言葉、無自覚の加害、欲望、人生の意味――
魂は十度の審理を経て、ようやく行き先を決められる。
その中心に立つ人物がいる。
冥府統括長官 兼 冥府総監・禍沙羅(かざら)。
十王すら頭を垂れる存在。
しかし彼だけは、ただ一人――
「未審判者(むしんしゃ)」
禍沙羅はなぜ裁かれないのか?
なぜ地獄を知り尽くしながら、その“外側”に立つのか?
魂は流れ続ける。
世界が続くために。
これは、
死後の世界を運用する男の物語。