あらすじ
――どうかこの大陸ごと、私の為に滅んではいただけませんか?
絶望や破滅といったものにしか喜びを見いだせない女、シャルロット・ダークロウズ。より大きな破滅と絶望を求めるシャルロットは、強大な力を誇る帝国を破滅させることを思いつく。そのために古くから存在する、『異界』と呼ばれる別世界の力を利用しようと考えた。異界に行くには大罪人となり、異界へ続く門をくぐらなければならない。自ら皇帝暗殺未遂犯となったシャルロットは門をくぐり、単身異界へ赴く。
ドラゴンやリザードマンなどといった怪物がひしめく異界に辿り着いたシャルロットは、人間に似た見た目をした青年アレスと出会う。異界の王を名乗るアレスはシャルロットに一目惚れ。アレスに求婚されたシャルロットは、彼を利用するために伴侶となることを約束してしまった。純粋なアレスを利用するために、シャルロットは一つの嘘を吐く。
――皇帝を一年以内に倒さなければ、私は掛けられた呪いで死んでしまう。
シャルロットの嘘を真に受けたアレスは、打倒皇帝を掲げて異界の勢力を一纏めにすべく立ち上がるのだった。
破滅に向かって、シャルロットはアレスと共に歩き出す。しかしアレスから向けられる一途な愛に、いつしかシャルロットの中に今までにない感情が生まれてくる……。
これは終わりに向かって進む、愛と絶望の物語。
※小説家になろうにも掲載しています。