あらすじ
学園で氷牙の姫と呼ばれる美少女・氷室雪乃。
誰に対しても冷たく無表情、男子に笑顔など一度も見せたことがない――
そんな彼女が、なぜか 日向悠真 にだけは態度がまるで別人。
きっかけは、ある日ふたりきりになった放課後。
些細な行き違いから、悠真が雪乃に「勢いでキスをしてしまった」ことだった。
その瞬間、雪乃の氷の仮面は崩れ、震えた声で縋るように抱きついてきた。
以来、雪乃は悠真の前でだけ、
弱々しくて、泣きそうで、甘えたがりのクーデレ美少女に変わってしまう。
しかしその姿は、学校中の誰も知らないふたりだけの秘密。
外では相変わらず完璧にクールな氷の女王。
けれど放課後になると、雪乃は必ず悠真を探し、
「……キス、して……」
と赤い顔で頼んでくる。
キスをすれば雪乃は落ち着き、
キスをしなければ不安定になってしまう――
まるで“悠真だけに弱さを見せ特別な体質のように。
その秘密がクラスメイトや他の男子にバレそうになりながらも、
ふたりの距離はどんどん深まり、
雪乃は誰よりも悠真を求め、悠真もまた雪乃を守りたいと思うようになる。
しかし、雪乃には“クールを装う理由”があり、
悠真にも初めての恋への不安がある。
周囲の誤解、嫉妬、そして雪乃の本音――
さまざまな騒動の中で、
ふたりだけが共有する“キスで変わる秘密”は、
やがて恋へと姿を変えていく。
これは、
他の男には一切見せない顔を、
自分にだけ見せてくれるクール女子との、
誰にも言えない甘い恋物語。