あらすじ
王立図書館で働くことになった新人司書クララ・ページ。
幼い頃から魔導書ばかり読みふけってきた彼女は、
誰よりも本を愛しながらも、
自分を「不器用で役に立てない」と思い込んでいる自己肯定感の低い少女だ。
しかしクララには――本人だけが知らない秘密があった。
読み続けた魔導書の内容が、
すべて古代魔術体系の“本物”であり、
彼女は無自覚のまま王国最強の魔術師になっていたのだ。
書庫の封印を直し、影獣を歩きながら浄化し、
禁書庫の結界を触れただけで修復するクララ。
そのたび周囲は騒然となるが、
本人は「また何か失敗したかも……」としょんぼりするばかり。
静かに本を愛する少女が、
その無自覚な力で王国の危機を次々と救っていく――
“最弱”と信じて疑わない司書の、最強の図書館ファンタジー。