あらすじ
巨大な軍艦が影を落とし、空飛ぶ怪物の咆哮が響くスラム街で生まれた少年は飲んだくれの父親に虐待されて過ごしていた。
そんな少年には見たことのない景色が瞼に焼き付いていた。
緋色の大地
空を裂く背骨
大地に突き刺さる牙
そこに住む人々
「この景色を見てみたい」
いつしかそれは少年の夢となった。
そんなある日、「金と酒を持って来い」と親に言われていつものように盗みを働いた帰り道、男達によって捕らえられた。いくらで売れるかを話し合う声が聞こえる中、抵抗できなくなった少年が諦めそうになった時――視界に飛び込んできた緑色の鳥が“諦めるのか?”と問いかけてきた気がした。
──いいや、まだだ
そう決意した瞬間、何かの視線を感じた少年は"魔法使い"となった。
力を得た少年は動き出す。瞼に焼き付いた景色を見るために。
※小説家になろうにも投稿してます。