あらすじ
気がつくと、俺は大好きだった物語の主人公に転生していた。
——はずだった。
しかし、なぜか悪役のはずの少年が、物語の主役ルートを進んでいた。
台本がズレた世界で、前世知識も、主人公補正も、俺にはない。
あるのは——
努力する人間を、誰よりも理解し、誰よりも応援できる力。
「俺は……あいつを主役にしてみせる!!
……踏み出しは嫌だしな」
剣も魔法も才能努力しだし。
ただ誰かのために全力で動く転生者が、世界の筋書きを変えていく。
主役の椅子は奪えなくても、物語は変えられる。
これは「誰かを強くすることで強くなる」応援系主人公の逆転譚である。