あらすじ
日ノ國が開国を宣言して、東都には西洋の文化が混ざり合う。
少女・綾瀬川 京は、神々を舞台で蘇らせる『劇団・神楽座』になりゆきで所属することになった。
そんな折、神職の家系出身の青年・佐伯 唯一郎と出会う。
どこか寂し気な雰囲気を纏う彼は、次の神楽座の演目の脚本家を務める青年だった。
『神を信じる』彼と、『神を演じる』彼女。
交わるはずのない二人の運命が、一本の舞台で重なり始める。
様々な障害に阻まれそうになりながら、それでも京は舞台に立ち続ける。
誰かの祈りを、願いを、想いを絶やさぬために。
「この『奇跡』が誰かに届くなら――何度だって私は舞台に立ちたい」
これは神と人——そして、劇と恋が交わる舞台奇譚。