あらすじ
かつてヒューマノリア大陸南方をその支配下に置き、数多の大戦において、群雄割拠、悪鬼羅刹の名を欲しいままにし、無数にあった国々を束ね治めた最強の戦闘民族ーー``流川家``
幾重にも連なる悪名と、人間でありながら怪物地味た戦績を誇って他を圧倒し、全世を治める頂きに最も近い史上最強の戦闘民族として、その存在は多くの者から恐れられてきた。
その戦闘民族が世界統一の為にもたらした最後の戦``武力統一終戦``が終結し、血で血を洗う大戦時代が息を潜めて三十年――。
流川澄男とその弟流川久三男は、``流川家``の当主候補として、順当な人生を歩んでいた。
竜暦1940年3月16日。その日も何の変哲もなく過ぎ去り、このまま何事もなく当主候補として花を咲かせるのだろうと、澄男は思っていた。しかし異変の天幕は、彼を待たずして容赦なく開けられる。
一日に起こる全てが終わりを迎えようとしていた夕暮れ。突如として紺碧色の髪を靡かせるメイドが姿を現わす。
自分をつけ狙う敵が迫っていると突然言われ困惑するのも待たず、事態は否応なく動き続ける。一方的に迫る謎の敵集団の手に、ガールフレンドである木萩澪華は堕ちてしまったのだ。助けに行こうと向かう流川澄男であったが、彼の前に凄惨な現実が容赦なく突きつけられるのだった。
突如舞い降りた不幸に終わりがあるのか。今ここに、人類史上最強の戦闘民族の血をひく少年の復讐劇が、幕を開ける。