あらすじ
北極海に正体不明の巨大飛行物体が現れ、
全世界に武力侵略を開始してから十五年。
すべての半導体を乗っ取られた人類は、
便利さを奪われ、泥まみれで戦い続けた。
そしてついに──敵母艦〈アイアン・ビッチ〉を撃墜した。
勝った。
……けれど、その代償はあまりにも大きい。
世界人口は一億人を割り、都市は沈黙し、電波は途絶えたまま。
戦争は終わった“らしい”けれど、
国がどうなったのかも、軍がまだあるのかも誰にもわからない。
生き残った部隊たちは、世界の明日さえ知らぬまま寄せ集まり、今日を凌ぐことに精一杯だった。
これは、そんな混乱のなかで――
「それでも生きてる!」
と元気に過ごす、一人の兵士のお話。