あらすじ
……おれは、死んだのか。
死の間際、目の前の景色がじわじわと霞み、視界はゆっくりと暗闇に閉ざされていった。意識が途切れた――と思った、その次の瞬間、まぶたの裏に光が差し込んだ。
おそるおそる目を開けると、そこには見渡す限りの白い雲の大地と、どこまでも突き抜けるような蒼穹が広がっていた。
ここが天国なのか――いや、たぶん、あれを上った先にあるのだろう。
目の前には、白く輝く巨大な螺旋階段がそびえ立っていた。塔のように果てしなく続いている。あれが世にいう天国への階段ってやつに違いない……ん?
「あれは……なんだ?」