あらすじ
深い森の奥に孤独に生きる一匹の狼
人間から“恐ろしい魔獣”として
忌み嫌われていたが彼には
幼い頃から忘れられない“初恋”があった
真っ赤なフードを被った
小さな赤ずきんの子ども
甘いりんごのように可愛く
優しい笑顔を向けてくれた唯一の存在
倒れた彼を村の境界まで運んで
助けた狼は彼から「翠狼花」と「桃」を
贈られ初めて“優しさ”に触れた。
――その日から狼はずっと
彼を探し続けていた。
月日が流れ
狼は森で赤ずきんを見かけるたびに
声をかけるが違う相手ばかり
「あの日の赤ずきん」に再び会うこと
だけを生きる理由にしていた
そしてある日
運命の再会が訪れる
懐かしい香りに導かれて飛び出した
狼の前に現れたのは――
**銀の銃を構えた“狩人”**だった
◯登場人物
狼
森の野蛮な狼
実際はとても賢く縄張りからは
あまり出ない
豪快さもありながら圧倒的な
知力も待ち合わせている
本能的に赤ずきんを求めてしまうが
理性と本能の境でいつも揺れている
赤ずきん(ハンター)
狼が昔助けた赤ずきん
幼少の頃は祖母の家によく
遊びに来ていた
今は雇われのハンターをしている