あらすじ
※既に、分割連載している本編を、
「一気読み」向けにまとめたバージョンです。
命はただ記録され、世界はただ計測される。
その沈黙の中で、少女は問いかけ、影は揺らぐ。観測と数値の狭間で、構文が崩れ始める──
少女は、問いかける。“誰だっけ”と。応えたのは、沈黙の機体だった──廃墟のなかで目覚める光と、交わらなかったはずの想い。これは、記録に支配された世界で、鍵を握る少女フミと、導き手カグラの物語。
① 誰だっけ” その問いに、機体が応えた。過去の記憶を失い、瓦礫の街をひとり彷徨う少女フミ。その疑問に、応えたのは沈黙していた機体──だった。
②塔が崩れようとしていた。
その最上層で、彼女はひとり夜明けを見ていた。
名はカグラ。
フミとクナト、守護体《クサナギ》──
「問い」を失いかけた世界で、最後まであがき続けた人々の物語。
構文の塔、四観、none(記録されない意思)、
鍵として選ばれた少女フミ。
ディストピアでも救済譚でもない。
「管理された自由」のもとで、
それでも自分の感覚で「イヤだ」と言い返す者たちの記録。
本作は、火の星編『ノーヘブン|サンクチュアリ』全22話を
一気読み用に収録した“完全版”です。
・分割版は note にて連載中
・続編となる水の星編『ノーヘブン|ウォーターボーン』へ直接つながる、
三部作の第1作目です。
※分割EP版・制作ノートなどは note「わーたん2039」にて公開中。