あらすじ
名家ヴァルトハイム家の令嬢セシリアは、
気づけば領地の財政は破綻寸前、屋敷は半分封鎖状態。頼みの当主である伯爵は現実逃避の引きこもり。周囲にはその事実をひた隠すも、このままでは全てがと帰すのも時間の問題。
それでもセシリアには諦められない理由があった。まだ幼い弟が成人して後を継ぐまでなんとか持たせたい。それまで世間を欺き耐えればお家復興の希望がなくもない。
残された時間は、弟の成人の儀まで。
そんな崖っぷち伯爵令嬢セシリアの前に現れたのは、
最近凋落した悪評高い上流貴族の令嬢、ジュスティーヌだった。
価値観の違う二人は衝突しながらも、
少しずつ、時代の変化と領地の現実に向き合うことになる。
これは、没落の危機に瀕した令嬢と
かつて栄華を極め全てを失った元令嬢が
ゆっくりと自分の道を探していく物語。