あらすじ
【短編・切ない】家族に邪魔者扱いされる45歳。僕が愛を手に入れたのは、余命三ヶ月の宣告を受けてからだった。
駅裏の休憩スペースだけが、僕の唯一の居場所。そこで趣味のフィギュアを眺める時間が、冷え切った日常からの逃避でした。
ある日、肺に影が見つかり余命宣告。その瞬間、妻と娘は涙を流し、僕に優しさを注ぎ始めた。「ああ、これが愛か」と悟った僕は、愛のために、唯一の安息の地(趣味)との決別を選びます。
しかし、診断は「画像エラー」で覆る。命は助かったが、偽りの愛は冷酷な日常へと戻り、居場所は自分の手で破壊されたまま。
愛に溺れ、すべてを失った男の、痛烈な孤独を描くヒューマンドラマです。