あらすじ
「あなたには“神竜との契約の資質がない”そうです。婚約は破棄します」
聖獣と契約できない令嬢は、人権も愛もない——そんな国で、辺境伯令嬢リリアはあっさり婚約破棄され、ついでに家からも厄介払いされる。
雪山で遭難しかけたその夜。
彼女は氷の中に封印されていた銀のドラゴンを見つけてしまう。
「面白い。俺を解いたら、お前の望みを一つだけ叶えてやろう」
命がけで封印を解いた報酬に、リリアが願ったのは「一生困らない生活」。
翌朝目覚めると、銀髪碧眼の美形青年が当然のようにベッドの隣にいた。
「約束どおり、お前の“望み”を叶える。——俺が、お前の全部を養う」
「え、全部……?」
「金も身も心も未来も、全部だ」
ドラゴン様は人間社会の常識がゼロ。
だけどリリアの前ではとことん甘くて、庇護欲と独占欲だだ漏れ。
辺境の荒れ地はあっという間に竜の加護で豊かな領地になり、追放した連中は手のひら返しで戻ってこいと泣きついてくる。
「帰る場所なら、ここにあるだろう?」
「……はい。ドラゴン様と一緒なら」
人外級彼氏面ドラゴン×健気辺境令嬢の、とことん読者を甘やかす異世界溺愛ファンタジー。