あらすじ
海沿いの小さな町・志ヶ浜(しがはま)は、四季とは別に“もうひとつの季節”が存在すると噂されている。
その季節が始まると、古い灯台のランプが勝手に灯り、町の人々はその期間の記憶を曖昧にしてしまう。
高校生の 三木灯真(とうま) は、ある日の帰り道で水平線の異様な青さに気づき、家に帰ると差出人不明の 白い封筒 を見つける。
そこに書かれていたのはたった一行。
「明日、灯台へ行ってはいけない」
そして封筒の裏に書かれた宛名の筆跡は、海難事故で失踪した 灯真の父の字 に酷似していた。
父は本当に死んだのか?
なぜ“第五の季節”が始まると灯台が灯るのか?
この町では何が隠されているのか?
灯台へ続く坂道の先で、灯真は 町全体が封じてきた秘密 に近づいていく。
季節が歪む町と、失われた記憶。
そして灯真自身の過去に結びつく真相とは——。
日常にじんわりと忍び寄る異変が、やがて大きな謎へとつながる長編連載。