あらすじ
十年前、隣国ラズモンド帝国の侵攻によって家族を殺され、国を追われたドゥルモ王国の王家の唯一の生き残り、クリスタ。聖女の血を引くクリスタは帝都の片隅でひっそりと古本屋を営みながら、母から託された古代魔法の魔導書の解読を続けていた。
このまま誰にも存在を知られることなく、好きな研究に打ち込んでいられれば私は十分幸せ、そう思っていたクリスタだったが、ある日突然、王宮に連行されてしまう。そこに現れたのはラズモンド帝国の第二皇子ダンテ。ダンテはクリスタに、帝国では禁忌とされている古代魔法、それも最強の魔方陣を召喚したいのだと言い、クリスタの古代語の知識と聖女の力で自分に協力しろと迫る。身勝手なダンテの要求に憤るクリスタだったが、皇子に逆らうわけにはいかず、仕方なくダンテの秘書という名目で王宮に滞在することを受け入れるのだが…。