あらすじ
バーテンダーの美月(30)は、惚れっぽくて妄想癖のある“恋に夢見る干物系女子”。
月曜から木曜までは、お客さんを勝手に“脳内の恋の相手役”にしては胸をときめかせている。
そんな美月の前に、本物の恋が現れるのは――金曜日。
毎週決まってバーに来るのは、
父の親友で、東京の片隅で図書カフェ「À mon rythme」を営む
橘航平(40)。
航平は、美月にとってずっと「優しいお兄さん」みたいな存在。
恋愛の妄想に登場することすらない“安全圏”の人だった。
けれど、ゆっくりと近づく距離、
ふとした仕草、
目が合った瞬間の静かな温度。
妄想の中だけで恋をしていた美月の心は、
金曜日にだけ、確かに揺れ始める。
妄想恋愛しかしてこなかった私が、
ゆっくり、本物の恋に落ちていく。
大人で優しくて、少し切ない、
スローペースな恋愛物語。