あらすじ
香澄は、幼い頃から母の指示・意向に沿って生きるように強いられてきた。自分の意思を持たない人形のように。
21歳になった香澄は、母の勧めでお見合いをする事になった。その相手の直紀は、笑顔を見せない、掴みどころのない香澄の言動に戸惑いながらも、彼女の微笑みを見た時に心を動かされる。
『付き合う』事になった二人ではあるが、香澄は母の指示に従う姿勢は変わらずで……
そして、香澄の中では『付き合う』イコール『恋人』という図式になっていなかった事が判明する。
トラブルを乗り越え、『恋人』という関係になろうという話になり、香澄も直紀に少しずつ慣れてくる。
そんな中でも、香澄は母の指示に従う事が、何より重要という点に変わりはなく……
母の指示に従う事に抵抗のない、まるで『人形のような心』を持つ香澄が、女性として『人の心』で直紀と向き合う事ができるようになるのか……