あらすじ
公爵令嬢レイシア・ヴェリディエールは、剣と魔法が主流のこの世界で、魔力を持たない「無能」として冷遇され、使用人たちから虐げられていた。
しかし彼女の魂は、悪霊との戦いで命を落とした前世の祓い屋、香月零(カヅキ レイ)。
階段からの転落事故で前世の記憶を全て取り戻したレイシアは、転落がただの事故ではなく殺人未遂であること、そして屋敷中に禍々しい「穢れ」が充満していることを霊力で確認する。
「無能」と蔑まれる生活はもう終わり。レイシアの目的は、自分を突き落とした犯人への制裁、公爵家を蝕む陰謀の排除、そして温かい家庭の再構築。
彼女が最初に呼び出したのは、前世から彼女に仕え、「愛が重すぎる」最強の式神。
「お任せください、レイシア様。あなたの敵は、この玖楼(クロウ)がすべて無に帰します」
誰もが振り返る漆黒の髪と金色の瞳を持つ美貌の青年、玖楼(クロウ)は、完璧な執事服をまとい、比類なき妖力でレイシアの専属執事となる。
玖楼の圧倒的な力とレイシアの祓い屋の力で、彼女はまず、使用人の着服と怠慢を暴き、殺人未遂犯を特定。さらに、自身を避け続けた継母の体調不良の真の原因が「負の気」だと見抜き、誤解を解いて家族の絆を取り戻す。
冷遇され続けた公爵令嬢は、愛が重い最強の執事と協力し、公爵家を蝕む穢れと、国を揺るがす大陰謀の全てを、その手で「祓い」尽くしていく――!