あらすじ
あらすじ
「聖女、クビになりました。……でも私、むしろ大歓迎です」
元社畜の日本人、宮野かなは、異世界アルステリア王国で聖女としてこき使われていた。
毎日、朝から晩まで浄化に駆り出され、倒れたら回復魔法で叩き起こされるブラック聖女ライフ。
そのうえ、魔物の増加の責任を押しつけられ、王女によりあっさり「追放」宣告までされてしまう。
おまけに、移送と称して連れていかれた先は、魔物の巣のど真ん中。
実は「辺境追放」どころか「魔物への生け贄コース」だったと知り、さすがのかなもドン引き。
そんな彼女をひょいっと救い上げたのは、冷たい瞳をした辺境の公爵、アレン・エルネスト。
氷の公爵と呼ばれる彼は、かなの本当の力と働きぶりを調べたうえで、静かに告げる。
「ようこそ辺境へ。今日からここが、君の家だ」
用意されたのは、可愛い家と広い畑、澄んだ空気とのんびりした時間。
「畑を耕して、パンを焼いて、昼寝して、本を読んで…」
かなが夢見ていたスローライフに、氷の公爵様の過保護な溺愛が全力で上乗せされていく。
寒い日は大きなコートを着せられ、料理を作れば全力で褒められ、畑仕事は一緒にデート状態。
「君はここで、好きに生きればいい。王都のことは、もう忘れろ」
そう言ってくれる彼の隣で、かなは辺境の土地を浄化しながら、のんびり農業ライフをスタートさせる。
――その頃、かなの忠告を無視して森を削り続けた王都は、魔物の大暴走で大混乱。
都合よく「元聖女」を呼び戻そうと、王女と勇者パーティが辺境にやって来るが、かなの答えはただひとつ。
「ごめんなさい。私はもう、ここでスローライフするんです」
便利な道具扱いしてきた王都には、ささやかながらもしっかりざまぁ。
辺境では、氷の公爵様と元聖女の、甘くてちょっと忙しい農業スローライフが始まっていく。
・追放されたけど本人はのんびり前向き
・クール公爵様の溺愛と過保護
・畑、ごはん、時々ざまぁな王都
そんな要素多めの、一人称視点ラブコメスローライフです。
ほのぼの多め、ざまぁはおまけ程度にすっきり、を目指しています。