あらすじ
国を救った功労者なのに、ある日突然「偽物」呼ばわりされて婚約破棄&国外追放――。
元社畜OL転生の聖女リサは、これまでずっとアストレア王国のために働いてきた。
瘴気の浄化も、魔物退治の支援も、ろくに休みもなくこなしてきたのに……
新しく召喚された異世界聖女まゆの登場で、王太子クロードから一方的に「偽物」「いらない」と断罪されてしまう。
聖女の座は奪われ、婚約はあっさり破棄。
おまけに罪まででっちあげられて、処刑寸前からの情けで「国外追放」。
塔に幽閉されたリサの前に現れたのは、冷静沈着な騎士団長ゼノス。
彼の正体は、この国よりも古くから生きる守護竜だった。
「おまえの光は本物だ。俺と来い。俺の山が、おまえの居場所だ」
こうしてリサは竜の山に保護され、竜たちに甘やかされながら、
「自分をすり減らさない生き方」を始めることに。
静かなスローライフ、ちょっとした癒やしとお仕事、そして不器用な竜の旦那様(予定)による溺愛の日々――。
そんなある日。
女神の加護を失ったアストレア王国は、瘴気の氾濫と魔物の暴走で滅亡寸前。
力を失いつつある「新聖女」まゆと、追い詰められた王太子クロードは、竜の山まで助けを請いにやってくる。
「国を救ってくれ、リサ。もう一度、戻ってきてくれ」
「……殿下。申し訳ありませんが、それは、少しどころか、だいぶ遅すぎます」
捨てられた元聖女は、自分を選んでくれた守護竜と共に、
「国民は最低限助けるけれど、捨ててきた上層部にはきっちり自業自得してもらう」道を選ぶ。
追放ざまぁ強め、だけど民にはやさしい元聖女と、
不器用な守護竜の旦那様(予定)による、山暮らし溺愛スローライフ。
捨てた側がどれだけ後悔しても、彼女はもう二度と振り返らない――そんなお話です。
※ざまぁ多め
※元婚約者たちには容赦なしですが、ヒロインはそこそこ優しいです
※最終的に守護竜ゼノスとのハッピーエンド予定