あらすじ
フニールは死刑の判決を受ける。
何も行っていないのに・・・
フニールは毎日アルテミスに祈るが状況は変わらない。
そして、処刑の日を迎える。
処刑場にはフニールを陥れた国王陛下と王妃が笑みを浮かべて座っていた。
フニールは最後までアルテミスに祈り続けるが処刑が留まる事はなく、フニールの首は切り落とされてしまった。
しかし、ここで奇跡が起きる。
処刑場が光輝くと光の中から一人の女性が現れた。
『可哀想なフニールよ。そなたの魂を我々の世界に迎いいれよう』
女性が語ると共にフニールの遺体から光輝く玉がフワリと抜け出し天空に向かって消え去って行く。
『さて、真実を歪めし罪深き者よ真実を歪めた罪を償いなさい』
彼女の言葉と共に国王陛下や王妃と、フニールの冤罪に関わった者に雷が落ち皆が黒い消し炭と化した。
フニールの魂は女神アルテミスと共に天国で幸せな時を過ごし、フニールを貶めた者は地獄で苦しい時を過ごす事になった。
これは、この世界で有名な『フニールとアルテミス』と言う童話の中での話である。
フニールとは古代語で『幸せ』と言う意味を持つ言葉なのだが、この童話によってフニールと名付ける者はいなかった。
しかし、何を思ってかフニールと名付けた者がいた。
そして、フニールと名付けられた者は同じように断罪されようとしていた。
これはその令嬢の復讐である。
※前作の『裏切り者の娘』よりは過激な表現は少ないですが多少あります。