あらすじ
無能だとパーティーを追放され、死んだはずの俺が転生したのは、終末世界のポンコツ自動販売機だった。売れるのは、たった100円の『水』だけ。動けず、喋れず、ただそこに在ることしかできない絶望的な状況。
だが、偶然俺の水を手にした一人の少女が、奇跡の目撃者となる。
それは、ただの水ではなかった。枯れた大地を蘇らせ、凶暴な魔物を浄化し、死に瀕した者さえも癒す――神の奇跡そのものだったのだ。
俺の存在価値を認めなかったかつての仲間たちが、今や聖水と噂される俺の水を求め、醜く争い始める。
「ガラクタだ」と蔑んだお前たちに、俺の水を売るつもりはない。これは、無価値と見捨てられた自販機が、最強の力で世界を救い、無能な連中に痛快なざまぁを叩きつける物語。