あらすじ
私、アデライト・レーヴラインは春の晩餐会で婚約者のヘンリック様から婚約破棄をつきつけられ、彼の恋人であるサンドラ様の指輪を盗んだ疑いをかけられてしまいました。証拠不十分で釈放されたものの、噂の広まった社交界に私の居場所はありません。もう修道院に行くしかないかとなったとき、そんな私に中央騎士団隊長のユリウス・エーデルシュタイン様が婚約を申し込んできました。問題だらけの私に一体どうして?そして「俺に構うな」というくせに私にはとても構ってくる不思議なユリウス様の真意は一体……?
そしてエーデルシュタイン家で過ごす日々の中、私はユリウス様や周囲の人々のため汚名を晴らしたいと密かに決意しました。
そのため、かつて実の母から教わった盗賊の技を使うことにしたのです。
元盗賊を母に持つ令嬢と不愛想な騎士の物語です。