あらすじ
長い年月を地下牢で過ごしてきたエルフの少女・シャルシャ。
その首には隷属の首輪が巻き付き、魔力を奪い続けている。
故郷の森で過ごした記憶の欠片だけを胸に、彼女は孤独に耐えた。
ある日、牢の高い窓から顔を覗かせたのは、銀髪の少年――王国唯一の王子・アルベリオ。勉強から逃げていただけの少年は、いつしか彼女に心を寄せるようになっていく。その気持ちに応えるように、止まっていたシャルシャの成長が、再び始まった。「いつか必ず、君をここから出す」そうアルベリオは心に決めるが、簡単にはいかなかった。
これは、囚われのエルフと夢見がちな王子が紡ぐ、哀しい物語。