あらすじ
借金まみれ、職もナシ、彼氏もナシ――王城書庫の検閲官を濡れ衣でクビになった庶民娘リネアは、どん底の玄関先で一枚の求人チラシを拾う。
『高給。好待遇。住み込み可。――王太子殿下の“介護人”募集』
ただし噂では、王太子アレイスは毒に倒れ、四肢マヒでほとんど動けない「氷の王子」。宮廷中が不穏な噂でざわつくなか、背に腹は代えられないリネアは、その“命の危険がありそうな仕事”に飛び込むことを決意する。
ところが、いざ王太子付きの介護人として働き始めてみると――
「これ、本当にただの“介護”ですか?」
違和感だらけの職場で、元検閲官としての観察眼と真面目さを武器に、リネアは次第に王太子の本当の顔と、王宮にうごめく“何か”の影に気づき始める。
借金返済のために始めたはずの仕事は、やがて王国の行く末と王太子の命、そして自分自身の人生をも左右する、大きな選択へとつながっていく――。
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