あらすじ

「お前の『地味な力』は無能だ!」
主人公のリーナは、『大地の浄化』という目立たない力を持つ聖女。しかし、派手な『治癒の光(まやかし)』を使う新聖女セラに夢中な王太子ジュリアスと、彼女を妬む実兄アランによって、その功績を踏みにじられます。
兄の暴力、王太子の嘲笑、新聖女の侮蔑――。
理不尽の限りを尽くされ、『偽聖女』の烙印を押された彼女は、父が遺した「壺を割った」という無実の罪までなすり付けられ、瘴気が渦巻く最果ての『北の辺境』へと追放されてしまいました。
しかし、それは彼女の『奇跡』の始まりでした。
王都では役立たずと罵られた『地味な力』と、彼女が持つ『前世の薬学知識』。
それらが辺境の地で出会った時、リーナは『奇跡の薬師』として覚醒します。
瀕死の状態で保護した伝説の聖獣『白耀獣(はくようじゅう)』は、彼女の力に共鳴。普段は手のひらサイズの愛らしい『モフモフ(ブラン)』として懐き、ひとたび畑を散歩すれば、死の大地を『奇跡の薬草畑』へと変貌させます。
「君は『辺境の宝』だ。俺が君を守る」
彼女の真価に唯一気づいたのは、王都の腐敗を嫌う『最強の武人』、辺境軍総司令官の王弟アレクシス。彼は、リーナを絶対的な庇護下に置き、その不器用で実直な『溺愛』を捧げ始めます。
一方、国の基盤であったリーナの『地味な力』を失った王都は、大洪水、疫病、作物の根腐れに見舞われ、崩壊の一途を辿ります。
愚かな王太子や兄が「今さら聖女を連れ戻せ!」と辺境に使者を送ってきますが、最強の庇護者アレクシスと、真の姿を現した聖獣ブランが、彼らの浅はかな目論見を完璧に打ち砕きます。
「今さら王都が崩壊しても、知りません」
王都の全てに裏切られた少女が、最強の王弟殿下と、最強のモフモフ聖獣に守られながら、辺境で『女神』と呼ばれ、愛される。
絶望の追放から始まる、痛快な『ざまぁ』と、甘い『溺愛』に満ちた、異世界薬師スローライフ、ここに開幕です!

連載情報

ウェブ小説

配信言語
アルファポリス
アルファポリス2025/11/15
  • 現在の作品「王都を追放された『地味』聖女、辺境で『奇跡の薬師』になる ~モフモフ聖獣と王弟殿下に守られているので、今さら王都が崩壊しても知りません~」