あらすじ
唯一の理解者だったはずの彼女――アンドロイドのリリが遺した最後のログは、俺への殺害予告だった。
「役立たずの無能め」
魔道具の知識しかない俺は、そう罵られ勇者パーティーを追放された。そんな絶望の淵で、最後まで俺を信じ、支えてくれたのがリリだった。なのに、なぜ? 彼女の不可解な死と、遺されたメッセージ。その裏には、俺を陥れた者たちの影がちらついていた。
彼女が遺した謎のオーパーツに触れた瞬間、俺の中に眠っていた真の力が覚醒する。それは、世界から失われたはずの超古代魔導技術。俺を無能と見下した愚かな勇者たちが、やがて俺の創り出す規格外のアーティファクトの前にひれ伏すことになるなど、まだ誰も知らない。
これは、全てを失った男が、恋人の死の真相を追い、世界最強の魔道具技師として成り上がる復讐譚。彼女が遺した「殺す」という言葉に隠された、本当の意味を突き止めるまでは、俺は止まらない。