あらすじ
(登場人物)
・麻衣子(主人公)32歳:主婦であり母親。娘の乗馬レッスンに付き添う中で、抑えきれない欲望と向き合う女性。夢と現実の境界で揺れる。
・娘 9歳:無垢で素直な少女。乗馬レッスンに励む。母の変化には気づかず、物語の純粋な対比として描かれる。
・麻衣子の夫 58歳。
・先生 45歳: 乗馬クラブの指導者。麻衣子に惹かれ、家庭を壊してでも一緒になりたいと願う。理性的で情熱的。
・男性スタッフ 38歳:牧場に住み込みで働く若い男性。夢の中で麻衣子の欲望の象徴として登場。現実との境界を曖昧にする存在。
(あらすじ)
一泊二日の夏期レッスンの夜、麻衣子は夢とも現実ともつかぬ濃密な体験をする。
屋上での倒錯的な情景、身体に残る余韻、そして朝の静けさの中で感じる背徳感。
娘の無垢な寝顔と、何も知らぬ先生の優しさに触れながら、麻衣子は自らの欲望と母性の狭間で揺れ動く。
やがて訪れる朝の光の中で、すべてが夢だったかのように思えるが、身体と心には確かな記憶が残っていた。
そして、先生からの「一緒に生きたい」という言葉に、麻衣子は人生の岐路に立たされる。