あらすじ
現代の売れっ子実力派役者、支倉愁と皐月結衣。
ドラマも映画もこなす二人は、その演技力の高さから「哀愁王子」と「五月の姫」と呼ばれ世間の注目を浴びていた。それだけでなく、同じ高校に進学した仲睦まじい様子から、誰もがうらやむ理想のカップル像としても人気を博している。
――というのは、事実上の建前。
実際の幼馴染である二人は、裏では顔を合わせるたびに罵り合う犬猿の仲だった。
だがそんな事情など知る由もない人々からの期待を背負い、二人は手を取り合い見事な王子と姫の姿を演じ切る。
映画、生放送、更に学校では学園祭の主役の話が次々と二人に降りかかってくる。果たして愁と結衣は「完璧」な高校生の姿を演じ続けられるのか。彼らの長年の確執は、決着をつけられるのか。