あらすじ
時は江戸時代。
城下の『安納新月流剣術道場』(あのうしんげつりゅう)は今日も賑わっていた。
そこで剣技を磨く岡っ引きの少女、副島小梅(そえじまこうめ)
彼女はある凄惨な過去を持っていた。
『復讐屋』
凄腕の暗殺者で、彼に狙われた者で生存者はいない。
小梅の祖父も『復讐屋』に殺されていた。
小梅は人一倍『復讐屋』に恨みを持ち、
今日も黙々と剣技を磨いていた。
その様子を見ていたのは、道場主北崎弥右衛門(きたざきやえもん)
小梅の玉砕覚悟の意気込みに危機感を抱いていた。
そして、ある夜。『復讐屋』が江戸の町に姿を現す。
血で血を洗う剣劇血風禄。小梅の復讐は果たされるのか?
【登場人物】
副島小梅…江戸の町の安納新月流剣術道場に通う、
岡っ引きの剣客少女。その腕前は道場の門下生の三本の指に入る。
祖父を殺した『復讐屋』を激しく憎んでいる。
そのため命を粗末にしがちな面が見られる。
北崎弥右衛門…安納新月流剣術開祖にして道場主。
その後の先を極めた剣の実力は圧倒的。
危ない思想の小梅を正しい道に導く。だが、彼は…?
西島英乃介…農村の出の少年。度々、弥右衛門に面会を申し込む。
その理由は不明。彼の姉が原因不明の事件で死んだことにかかわりが?
阿形伝兵衛…町の代官の一人。最近、特に羽振りが良く、
毎晩、宴を催している。黒い噂が絶えない危険な男。
柴田…阿形伝兵衛邸を護衛していた侍。その腕前は小梅を凌ぐ。