あらすじ
社畜として過労死した平凡なOLだったリアナ・エクレールは、気がつくと魔法の存在する異世界、オーラム帝国に「救世の巫女」として召喚されていた。しかし、待ち受けていたのは華やかな歓迎ではなく、巫女の力を独占し「生きた兵器」として利用しようとする皇子たちを中心とした権力争いと、即座に送り込まれてきた暗殺者の刃だった。
自身をただの強力な魔力源としか見ない帝国に絶望したリアナは、隠し持っていた規格外の魔力と前世の知識を駆使し、即座に帝国からの出奔を決意する。
救世の巫女がいなくなれば、帝国は魔獣の脅威に晒され、やがては滅びるかもしれない。しかし、そんな未来は自分を利用しようとした者たちの自業自得だと切り捨てるリアナ。
「帝国が傾く? ええ、存じ上げませんとも。」
これは、裏切りと命の危機を潜り抜けた巫女が、自由気ままな第二の人生と、本当の居場所を見つける物語。