あらすじ
トロント帝国の皇太子・セシルに密かに恋する、イェール家の長女ジェイナ。
魔法が使えず、家族に虐げられてきた彼女はある日、父親からの政略結婚を命じられる。なんとその相手がセシルだった!しかし幸せな結婚生活を夢見るジェイナをよそに、「君を愛することはない」と彼から突き放される…。
彼女の妊娠が発覚しても、セシルは出産を認めず、それどころか帝国の情報や彼の秘密を外部に漏らそうとしているのではと疑い始めたのだ。追い詰められたジェイナは宮廷を逃れ、ひとりで双子の兄妹を出産する。あろうことかその直後、何者かによって双子の兄が略奪され、ジェイナは消息を探る日々を送ることに。
5年の歳月が経ったとある日、彼女は調香師として皇太子の住居に訪れるが——ジェイナとセシルの運命の歯車が再び動き出す。