あらすじ
大学3年生の拓海はこの世界の奇妙な法則に気が付く。だれもが幸せそうにしているのに、世界は真逆の方向に行こうとしている。この世界はなにか運命のようなものに導かれている感覚は、就活を目の前にする拓海にとっては邪魔な感覚だった。しかし、それと同時に、拓海はこの世界がなんなのか、そして自分はいったい何者で何のために生まれてきたのか、という哲学的問いに埋没していく。それと並行するように、日本では次々と当たり前の日常が崩れていった。それは21世紀という特徴の一つの帰結だった。運命とは何か、そしてこの時代に何のために生まれてきたのかという問いを打ち立てるSF小説。