あらすじ
柚葉と桃花の双子のお話です。
ピンク色が好きだった。
女の子なら誰もが一度は憧れる色。
でもその色は私じゃない。いつだってあの子の色だった。
私たちは双子で両親でさえ容姿で見分けがつかなかった。
だから物心ついた時には、洋服の色で判断されていた。
「ピンクは|桃花《ももか》だから|柚葉《ゆずは》は水色ね」
母からはいつも水色の服や髪飾りがあてがわれた。
「柚葉もピンクがいい!」
何度も強請ってみたものの、
「桃花がピンクじゃなきゃ嫌って言うから」
「お姉ちゃんでしょ!」
と言われて、結局水色の洋服を着ていた。それにピンクの洋服や髪飾りを付けた桃花はすごく可愛い。
いつしかピンクは私には似合わない色だと決め込んで、キラキラ光る桃花の横で引き立てるのが柚葉の役目だった。
初投稿になります。宜しくお願いします。
事故描写が入ります。ご注意下さい。
アルファポリス様にてR18で投稿します。