あらすじ
はるか空の彼方──
天の川の奥に、星々がつくる神秘の世界「天河界(てんがかい)」が存在する。その中心にそびえる宮殿・織星宮(しょくせいきゅう)に迎えられる“織姫”は、古くから天河界を形づくる特別な存在とされてきた。そして天河界を統べるのは、星々の秩序を守る若き主・彦星。
やがて──
地上に生きるひとりの少女が、七夕の夜に光に包まれ、天へと導かれる。
少女が見上げた先にあったのは、夜空よりも眩い星の都と、静かに彼女を待つ一人の青年。
なぜ自分が呼ばれたのか。
自分は何者なのか。
何もわからないまま迎えられた天上界で、少女は“役目”と“運命”の渦へと巻き込まれていく。
天河界で交わる想い、すれ違う感情。
人と星が紡ぐ恋と奇跡の物語が、いま静かに幕を開ける──。