あらすじ
中つ国(ミッドランド)の魔導士はいくつもの専門性で種別される。
四百年前、〈偉大なる勇者〉を助け魔王を追い払った〈はじまりの大導師〉が専門とした戦術魔導。
興った国を平和に導く占星術や予言に秀でた魔導士。
王族や、有力な豪族の奥方から注文を受け魔法の宝飾品(ジュエリー)をデザイン製作する宝飾魔導士。王冠や王笏に権威と権力が増幅する呪術をほどこしたり、深窓の姫君には悪い虫がつかないよう魔除けのティアラやネックレスも制作する。この時代宝飾魔導士は国内外で珍重されその報酬は学院出の魔導士のトップクラス。
このように農業技術や本や書類を守ったり需要に合わせ、市民生活に欠かせない様々な専門の魔導士が生まれてきた。
しかし長期間には〈はじまりの大導師〉が整備した学院が禁忌とした、妖魔術を使う《闇の野良魔導士》も少なからず存在した。
これはその禁じられたダークな魔導士のエピソード。