あらすじ
「アレン・クローウェン」は平民出身の普通の魔法学院生である。
貴族と平民が入り混じり、完全なる実力主義を掲げる魔法学院内での彼の評価は──才能無し。
それでも、憧れの職業である魔法騎士になることを目指して、日々努力を続けるのであった。
そんな真面目少年であるアレンには、誰にも言えない秘密がある。
それは──身体の内側に住んでいる「アレン」と名乗るもう一人の自分についてだった。
あらゆる魔法の知識を持ち、同じ身体を使っているとは思えないような実力を持っているレイン。
なんだか草臥れたおっさんみたいに、妙に達観した価値観を見せるレインを頼りにしながら、アレンは魔法騎士を目指す。
これはアレンが夢を追いかける物語──ではなく、身体の内側に住んでいる「転生者」レインが、時に励まし、時に叱咤し、時に降りかかる火の粉をアレンに代わって振り払う物語。