あらすじ
『神は世界地図がより多く英国領に塗られることを望んでおられる。
私は【可能なら惑星をも併合したい】』
英国領ケープ植民地の政治家「セシル・ローズ」は自らの著書でこう述べた。
近代…それは帝国主義が世界を支配していた時代。
屈指の国力と軍事力を持つ「七大列強」が世界を巻き込んだグレート・ゲームを繰り返した時代。この言葉はそんな悪名高い歴史を鮮明に表す比喩として深く歴史に刻まれていた。
そんな言葉が教科書から消え、忘れ去れ、膨大な歴史に埋もれ、人々から帝国主義への恐怖が失われて100年…1000年…8000年…さざれ石が巌となって苔がむす様な途方も無い時間が経った。
それでも人類の欲望は未だ止まる事を知らず…人は新たなる領域、宇宙を目指し始める。
長い長い歴史の中で積み重ねられた超高度技術で展開された国家間の激しい宇宙開発競争はもはや戦争に近く…その結果、惑星一つ一つを自国領土とする「惑星国家主義」が主流となり、“世界”はたった一つの惑星から広大な宇宙へ移る事になった。
時は紀元一万千三百六年、英弘六十九年、西暦10788年…
技術が進歩しても人の心は進歩しなかった。
新たな資源、利権、利益を求め、帝国主義の悪夢は数千年の時から蘇り宇宙に権限する。
一人の惑星植民地の政治家は歴史上のある人物の言葉を借りてこう言った。
【可能なら宇宙をも併合したい】
歴史は“今日”も繰り返す。
列強国の一国『大日本皇国』は狂気に塗れた世界情勢を鑑みて、ついに列強が自らの勢力圏の拡大を競い争う「グレート・ゲーム」へ参戦する事を決定する。
宇宙を駆け祖国を守る大日本皇国海軍。海軍大佐の「天霧 瑠海」はその影響を受け、新たな軍艦の艦長として配属される事になる。しかしその着任した軍艦は300年以上前に建造された旧式艦
『日高型戦艦三番艦 大八洲」であった。
これは宇宙という混沌の海に浮かぶ軍艦に乗り込み、数多の惑星を抜け、攻撃し、併合する…謀略が渦巻き、戦争が日常と化した宇宙世界で偉大なる祖国『大日本皇国』の為に戦う海軍軍人達の物語。
「宇宙の空高く、きっと上げるぞ日章旗」