あらすじ
お人よしすぎて、いつも誰かに騙されてしまう主人公、大狼司。彼はある日、火事の中から少女を救い、命を落とした。
——はずだった。
目を覚ますと、そこは剣と魔法の異世界。
そして彼の体には異変が起きていた。
満月のもとで暴れる、抑えきれぬ残虐性。
彼は『人狼』になってしまっていたのだ。
嘘をつけない人狼である司と、人狼を根絶しにしようとする魔術省。国家の思惑と陰謀が渦巻く中、司は己の正義を貫こうとする。
——これは、何度騙されてもなお人を信じようとする男の、眩しいほどに青く、まっすぐな英雄譚である。