あらすじ

突然世界に出現した“ダンジョン”は、 重力・物理・生物の概念を無視した異界の階層構造だった。 内部から持ち帰られる“概念物質”は、 既存科学を崩壊させる新文明の礎となり、 世界は 土地 → 物質 → 人間(探索者) の時代へと変貌する。 世界中がダンジョン配信を観て熱狂し、 探索者は国家戦略資源となった現代。 だが―― 主人公・佐藤悠はただの“引きこもり指示厨”だった。 FPSやダンジョン配信のコメント欄に張り付いては、 「立ち回りが甘い」「そこ右」「今詰めろ!」 などと書き逃げする、最底辺の視聴者。 誰も彼のコメントを本気にしない。 彼自身も、何かを変えようとは思っていなかった。 しかし、そんな佐藤がとある配信で出会う。 “ダンジョン初心者ストリーマー” アキトに。 アキトは強くない。要領もよくない。 だが、誰よりも必死にダンジョンに向き合い、 小さな成長を積み重ねる青年だった。 そして、佐藤は気づく。 ──この男は、本当に「指示」に従って動いてくれる。 アキトの配信は炎上する。 「指示されすぎ」「師匠怖い」「マジで奴隷じゃん」 そんなコメントが流れる。 だが結果は残った。 二層番人討伐。 三層突破。 そして前代未聞の急成長。 視聴者は震えた。 アキトは叫んだ。 そして佐藤は――人生で初めて自分の声が“届く”感覚を知った。 しかし、階層は深くなるほど残酷だ。 三層は空間を歪ませ、 四層は認識を破壊し、 五層以降は“存在そのもの”が揺らぐ。 アキトの成長は、もはや一人の冒険ではない。 配信越しに、佐藤の指示が世界の未来に影響を与え始める。 指示厨はただの荒らしだったはずなのに。 何も持たなかったはずなのに。 コメント欄の向こう側へ手を伸ばした瞬間、 佐藤の人生は大きく狂い始める。 これは―― 道具も力もないただの指示厨が、 “どこにも行けなかった自分”を越える物語。 そして、 指示を受けて潜り続ける少年が、 揺らぐ世界で“生きる”ことを選ぶ物語。

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小説を読もう2025/11/13
  • 現在の作品ダンジョン配信で指示厨してたら師匠になってた。