あらすじ
大企業・ユニコーン総合サービスが始めた新サービス「ミス補填」。
ミスを報告すれば、代わりに会社の誰かが責任を取ってくれる――そんな夢のような仕組みは、瞬く間に社会インフラになった。
若手社員の神谷ユウスケも、こっそりこのサービスに甘えて生きてきた一人だ。遅刻、書類の不備、取引先への失礼なメール。すべて「ミス補填」に報告すれば、画面に「補填完了」と表示される。
だがある日、ユウスケは取り返しのつかない大事故を起こしてしまう。慌ててアプリで報告すると、その夜、家の玄関に「補填担当」と名乗る人物が現れた。
「あなたのミスは重大なので、人ひとりでの補填は不可能です」