あらすじ
主人公カイは、勇者パーティーで荷物持ち、料理、魔物の解体、野営の準備まで、あらゆる雑用を引き受ける「縁の下の力持ち」だった。
しかし、彼のスキル【神寵(しんちょう)】は、どれだけ経験を積んでもレベルが上がらない【レベル固定】の「バグ」スキルだと思われていた。
仲間たちがレベル50を超えていく中、カイだけはずっとレベル1。
ついにカイは、勇者アレクサンダーから「穀潰(ごくつぶ)し」「足手まとい」と罵られ、パーティーから追放されてしまう。
すべてを失い、たった一人で森に放り出されたカイ。
最弱モンスターのスライムに襲われ、必死で倒したその瞬間、彼の脳内に衝撃のアナウンスが響く。
『【神寵】が発動。経験値を取得。レベルが -1 になりました』
『神々の寵愛により、全ステータスが 100 上昇します』
そう、彼のスキルは「レベルが上がらない」のではなく、「レベルがマイナスになる」ほど全ステータスが爆発的に上昇する、超チートスキル【レベル・リバース(反転)】だったのだ!
スライムを倒すだけで、あっという間に勇者を超える力を手に入れたカイ。
一方、カイを追放した勇者パーティーは、カイがいたことによる「隠れた恩恵」を失い、急速に弱体化していき……?
「バグ」と呼ばれた男が、本当の力に目覚めるとき、最強の無双譚(むそうたん)が今、始まる!