あらすじ

24歳のOL・アミは、末期膵臓がんステージ4。余命数ヶ月の宣告を受け、痛みに耐える日々を送っていた。 ある日、高額の未承認薬の存在を知り、説明を聞きに富裕層向けクリニックを訪れる。しかし、手の届かない金額に絶望し、クリニックを後にした瞬間——強盗犯の男とぶつかり、バッグから薬がバラバラと散らばる 。 「それ、欲しい…!」 叫んだアミの手を掴んだのは、32歳の元医師・リュウ。 彼もまた、同じ末期がんを抱え、医療格差に絶望して犯罪に走った逃亡犯だった。 二人は共犯者となり、残された薬、わずか1週間の命を燃やすように東京を駆け抜ける。 銀座の高級レストラン、湾岸の豪華ホテル、遊園地のメリーゴーラウンド、山梨の民宿。贅沢と懐かしさ、痛みと笑顔が交錯する日々の中で、孤独だった二人は、生きることの意味を取り戻していく。 やがて、SNSで拡散される「#トーキョー・デッドエンド・ラン」 警察の包囲網が狭まり、薬が尽きる—— 夜明けの東京湾で、二人は釣り竿を握る。 「生きてるって、悪くなかったね…」 それは、永遠の瞬間。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
小説を読もう
小説を読もう2025/11/12
  • 現在の作品トーキョー・デッドエンド・ラン