あらすじ

就職留年中の大学生・國本拓は、郊外のコンビニで深夜シフトをこなす日々を送っている。 お祈りメールだらけのスマホから目をそらしながら、それでも反射的に「いらっしゃいませ」と声を出すのが、今の彼に残った数少ない“役割”だ。 そんなある夜、レジ前に集まってくるのは――血だまり付きワンピースで帰る家を探す浮遊霊・ユラさん、人に近づくと恐怖をまとう呪いを受けた黒鬼・黒さん、この土地に縛られた元神社の守り神・牛頭さん。 幽霊も鬼も神様も、「いらっしゃいませ」と迎えれば、いつの間にか常連客になるらしい。 就活に行き詰まった拓のもとには、やがて人間のお客さんからのささやかな相談も舞い込んでくる。 帰る家を探す幽霊の悩み、恐れられる鬼の本音、世界の端しか見回れない神様の愚痴、そして将来に迷う自分自身の不安。 深夜のコンビニを舞台に、怪異たちとの他愛もない会話と小さな相談事の積み重ねが、拓の「これから」と彼らの「居場所」を少しずつ変えていく、ゆるっとローファンタジー日常物語。

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小説を読もう2025/11/12
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