あらすじ
日本イールラボを退職し、水泳選手として再び表舞台に戻る為、練習拠点をアメリカに移した猟田紘人(りょうだひろと)。
猟田は新しいコーチの元で練習方法を見直し、5年の歳月を経て世界と戦える実力を身につけていた。
そうして水泳選手として活躍し始めた猟田は、世界を代表するバレリーナである妻・舞衣の支えがあって水泳選手として返り咲いたことが注目され、舞衣と共に『理想の夫婦』として水泳以外でも世間から注目を浴びるようになっていた。
そんな中日本で開かれる世界水泳の為に、一時帰国した猟田。
猟田は試合までの下宿先の近辺を散策中、舞衣とアメリカに渡る直前まで付き合っていた恋人・兎澤律(とざわりつ)を偶然にも見かけてしまう。
そこで猟田が見た、ある光景───
運命の悪戯は皮肉にも、試合を控えた猟田の心を掻き乱して───
面影をなぞるような恋の行方を男性目線で描く『シルエット・トレース(上)』のその後のお話。