あらすじ
全てが中途半端で、何も結果を出していない、高校生3年生の岡村隆一は歌手になりたかった。そのことを誰に話すこともなく、自分の歌をネットに上げる日々だったが、顔をネットに晒すことはなかった。少しでも自分の顔をよく写そうと努力していたある日、美しい容姿を持つ小谷直人がカメラが上手いことを知る。小谷に撮影を依頼したことがきっかけで交流を深めていくが、小谷の容姿、才能に隆一は嫉妬した。しかし小谷の人間性と音楽の才能に惹かれ、音楽の素晴らしさを隆一は再確認する。隆一はクラスでも華やかで目立った存在の今西亜希に惹かれていくが、今西は小谷のファンだった。隆一は今西とも交流を深めていくが、ある日小谷と連絡が取れなくなる。しばらくすると今西とも連絡が取れなくなり、日常が一変してしまう。音楽に対する情熱すらも失うほどの喪失感に苦しむ隆一だが、同じクラスの橋本梅子からレコード会社からもスカウトされるほどの実力を持つ柳愛を紹介される。全てにおいて柳は隆一より上だった。その柳から隆一に学祭のトリで歌うことを依頼される。何も結果を出していない隆一は、橋本や柳が熱心に支持してくれることに疑問を感じながらも、学祭で歌うことを決意する。そして音楽で食べていくことを決意していく中で、売れないギターリストだった父和樹、いつも笑顔でパワフルな母富子、口うるさい姉凛花の存在や想いに隆一は初めて向き合うことになる。なぜ小谷や今西が姿を消したのか。隆一は現実に揺れながらも、ステージに立った。