あらすじ
公爵令嬢ソフィア・プライス・ベネットは完璧な淑女として有名である。
サラサラとした月が輝くようなプラチナブロンドの髪にその髪にも劣らぬきめ細かく白い肌に温かな星のような角度で違うように見える藍色の瞳に何もしていなくとも桜色に色づく唇…
美しい曲線を描く線には男女問わず息を呑む色気がある。
彼女は学業、執務、魔力、魔法、そして武術でさえ完璧にこなしている。
そんな彼女は決して笑わない。
どんな人にも笑いかけない。
婚約者や家族でさえ彼女の笑顔を見たのは本当に自我がなかった頃の赤ちゃんの時だけ…
その美しさから相まって彼女は『氷結の令嬢』と呼ばれて恐れられていた。
そんな彼女には誰にも言えていない、言えない。ある『秘密』がある。
誰にも悟らせないその『闇』はいつも彼女に付き纏い、苦しめる…
『人を信じない』そんな公爵令嬢の運命はどうなるのか…
世界が彼女殺すのか、それとも人が彼女を殺すのか…それはまだ分からない……